日本の御家芸に大誤算 簡易型カーナビの猛威(1) | 産業・業界 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン
日本メーカーがダッシュボード埋め込み型のカーナビの高付加価値化を進めていたら、知らない間にヨーロッパが小型・持ち運び可能・低付加価値・低価格のカーナビを発明してしまい、それが全世界で売れて、今では日本のカーナビではまるで追いつけないくらいに成長してしまった という話。
この話は、単純に「安いモデルを出したから売れた」という話ではないと思う。
市場を独占していたメーカーが、ユーザを気持ちを読み間違えた結果なのではないだろうか?
日本のメーカーっていつもうこうなwwwwwメーカー涙目wwwww
と罵るのは簡単なことだけど、日本製のカーナビの高付加価値化も、おそらくはメインターゲットユーザの価値観を計算した上で取った戦略だったのだろう。
しかし、ダッシュボード取り付けが異常に手間がかかることや、あまりに高価で手を出すのにストレスがかかることをスルーしてしまっていたのも、結局はユーザから「そこは大して気にしない」という意見が得られていたから、ということではないのだろうか。
似たような話で、iPodが出現する以前に「ハードディスクで全部の曲を持ち歩きたいと思わない?ただし+1万円かかるけど」と言われて、ユーザが「欲しい」って言うかというと、決して言わなかっただろう。でもiPodは売れた、というのがあった。
いわゆるイノベーションのジレンマ系の話だけど、要はユーザの意見はストレートに受け取ってしまってはいけないってことですな。
ユーザの意見をストレートに受け取って高付加価値化の最近の例と言えば、テレビなのではないかと思う。テレビはよく売れているそうなのだけど、ひたすら大画面化と低価格化に走っていると聞いた。
明らかにユーザの意見(というか短期的売り上げ?)にひっぱられて暴走してる感じ。
このままでは、どこも似たようなテレビが出続けて、そこにユーザが感じているストレスを察しきれず、知らない間に海外から「全く新しいテレビ」が出てきて再びメーカー涙目wwwww
となりそうなことうけあいだ。
ユーザが製品に対してどういうストレスを感じてるかってことを、冷静に判断してほしいものだ。


